「背筋を伸ばしてもなんだか肩が前に出ている…」「肩こりや呼吸の浅さが気になる」
そんな方は、“巻き肩”が原因かもしれません。
スマホやパソコンの長時間使用、横向き寝のクセなど、私たちの何気ない日常習慣が巻き肩を引き起こす原因となっています。
この記事では、巻き肩の具体的な原因と、それによって起こる肩こり・頭痛・睡眠の質の低下・姿勢の悪化といった深刻な影響をわかりやすく解説。
さらに、今日からできるセルフケア方法も紹介しています。
「もしかして自分も…?」と思った方は、ぜひ最後までご覧ください。
巻き肩の原因と放置による深刻な影響とは?

「なんとなく肩が前に出ている気がする」「背筋を伸ばしても違和感がある」
そんな方は、もしかすると巻き肩になっているかもしれません。
巻き肩は、見た目だけでなく体の不調や生活の質の低下にも直結する姿勢の崩れです。
その原因と、放っておくことで生じる悪影響について詳しく解説します。
巻き肩とは?猫背との違い
巻き肩とは、左右の肩が前方・内側に巻き込まれている状態のことを指します。
通常、肩は耳と一直線上にあるのが理想ですが、巻き肩になると肩が耳より前に出てしまうのが特徴です。
よく混同される「猫背」とは異なり、猫背は背中全体が丸くなる姿勢を指します。
しかし、巻き肩を放置しておくと徐々に猫背を併発しやすくなるため、早期の対処が重要です。
参考記事はこちら↓


巻き肩の主な原因とは?

スマホ・パソコンの長時間使用
もっとも多い原因が、スマートフォンやパソコンの操作による前傾姿勢のクセです。
画面に集中するあまり首が前に出て、肩が丸まり、胸の筋肉が縮んだまま固定されてしまいます。

デスクワークによる姿勢の崩れ
長時間のデスクワークでは、肩を前に突き出すような姿勢が習慣になりやすく、巻き肩を招きます。
とくに椅子に深く腰掛け、前傾姿勢で作業している人は要注意です。

横向きで寝る習慣
意外と見落とされがちですが、「横向き寝」も巻き肩の大きな原因のひとつ。
上半身の体重が肩にかかり、無意識のうちに肩が前へスライドすることで、巻き肩の癖がついてしまいます。
油断禁物!巻き肩がもたらす5つの悪影響

呼吸が浅くなる
巻き肩で胸が縮こまると、肋骨の動きが制限され、肺が十分に膨らまなくなります。
その結果、体内に取り込める酸素量が減り、以下のような不調を引き起こします。
• 慢性的な疲労感
• 頭痛・眼精疲労
• 睡眠の質の低下
• 代謝の低下による太りやすい体質
肩こり・首こりが悪化する
巻き肩で肩・首・背中まわりの筋肉が縮んだ状態が続くと、柔軟性が失われて血流が悪化します。
その結果、慢性的なコリや痛みに悩まされやすくなります。
さらに、無理に背筋を伸ばそうとすると「反り腰」を引き起こし、腰痛の原因にもなります。
姿勢が悪くなり、印象ダウン
スマホやパソコンを見ているときの姿勢がクセになると、肩が前に出て背中が丸まりやすくなります。
この状態が続けば、実年齢より老けて見られたり、自信がなさそうな印象を与えたりする原因にもなります。
また、運動不足によって筋力が低下すると、正しい姿勢を維持できなくなり、さらに巻き肩が定着してしまいます。
頭痛を引き起こす
首や肩の筋肉が緊張したままになることで、血行が悪化し、緊張型頭痛の引き金になります。
筋肉のコリが血管を圧迫し、脳への血流が滞ることで酸素不足となり、頭痛を招くのです。
睡眠の質が下がる
本来、睡眠時には副交感神経が優位になることで体がリラックス状態に切り替わる仕組みになっています。
しかし、巻き肩によって首や肩の筋肉が固くなると、副交感神経の働きが低下し、眠りが浅くなる原因になります。
参考記事はこちら↓

今日からできる!巻き肩のセルフ対策

姿勢や生活習慣を見直す
• 足を肩幅に開く
• 胸を張り、肩はリラックスして下げる
• 頭のてっぺんが糸で引っ張られているような意識で立つ
• 背筋を伸ばし、視線はまっすぐ前へ
• 肩甲骨を寄せるように腕を後ろへ大きく振る
• かかとから着地し、つま先はやや外向きにする
• 深く腰掛け、骨盤を立てる意識で座る
• 背もたれに軽く寄りかかり、頭が前に出ないよう注意
• スマホは顔の高さまで持ち上げて使用
• PC作業時は、画面の高さを目線と水平に
• 1時間に1回は立ち上がり、軽いストレッチを取り入れる
簡単にできる巻き肩ストレッチ
1. 両手を頭の後ろで組み、肘を大きく広げる
2. 深く息を吸いながら胸を開き、酸素をしっかり取り込む
1. 肩をすくめて思いっきり上げ、脱力してストンと落とす
2. 肩甲骨をギュッと寄せて、また一気に脱力
3. 各動作3回ずつ
1. 両手を肩に添え、肘で大きく円を描くように回す
2. 内回し・外回しをそれぞれ10回ずつ
筋トレで巻き肩予防&改善
• うつ伏せになり、両腕を横に広げて上体を起こす
• 背中をギュッと引き寄せ、肩甲骨を意識して動かす
• 四つん這いで手を広めに床につけ、ゆっくり胸を落とす
• 無理のない範囲で10回を目安に
• 背中と両腕を壁に密着させ、腕で壁を押すように力を入れる
• 胴体が浮かないように注意しながら繰り返す
寝方・寝具を見直す
• 仰向けで寝る習慣をつける
• 膝の下にタオルを敷くと腰への負担が軽減
• 枕は高すぎず低すぎず、自然に顔が天井を向く高さがベスト
• マットレスは適度な硬さで、寝返りが打ちやすいものを選ぶ
巻き肩サポートグッズの活用
• バランスボールで座るだけトレーニング
• 矯正サポーターで姿勢の意識を高める(※長時間の使用は避ける)
巻き肩は「毎日の積み重ね」で改善できる!
巻き肩は、普段の姿勢や生活習慣を少しずつ変えることで、必ず改善できます。
まずは「気づくこと」からスタートし、無理のない範囲でストレッチ・筋トレ・姿勢改善を取り入れていきましょう。
姿勢が整うと、見た目が変わるだけでなく、呼吸がラクになり、肩こりや頭痛の軽減にもつながります。
今の自分に合った方法から少しずつ習慣化して、巻き肩とサヨナラしましょう。
長野市パーソナルトレーニングジムIMPACT

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巻き肩の原因 まとめ
• 巻き肩は肩が前方・内側に巻き込まれる姿勢の崩れ
• 猫背とは異なるが、放置すると猫背を併発する可能性が高い
• スマホ・パソコンの長時間使用、デスクワーク、横向き寝が主な原因
• 巻き肩を放置すると、呼吸の浅さや慢性的な疲労を招く
• 肩こり・首こり・頭痛・睡眠の質低下など、体調不良の原因にもなる
• 見た目が悪化し、老けた印象を与えるなど印象面にも影響する
• 姿勢改善には立ち方・歩き方・座り方の見直しが効果的
• スマホやPCの使い方にも工夫が必要
• ストレッチや筋トレで肩甲骨まわりを柔軟にし、筋力を強化する
• 寝具や寝方を見直すことで、就寝時の巻き肩悪化を防げる

巻き肩は日々の小さな習慣の積み重ねで改善できます。
気づいた今が、姿勢を見直すチャンスです。
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