普段あまり意識したことがなく、当たり前のように歩く上で必要な脚の筋肉。
実は、この筋肉が原因となりO脚になるとも言われています。
そもそもO脚は先天的なものが多いと考えられていますが、生活習慣が原因となっている場合も多いのです。
原因となっている筋肉はどこなのか、どんな生活習慣がいけないのかを詳しく見ていきましょう!
ぜひ、参考にしてみてくださいね!
O脚の原因となる筋肉はどこ?
O脚の原因となっている筋肉とは一体どこの筋肉なのでしょうか?
多くの場合は、いくつかのパターンで分けることができるとされています。
ここでは、代表的なものを2つご紹介していきます。
筋力不足によるO脚
このパターンは特に女性に多いと言われています。
どこの筋力不足なのか…?
その答えは「内転筋」と呼ばれる、太ももの内側にある筋肉です。
この筋肉は、股関節を閉じる内転という動きをしてくれます。
イスに座った時に、両ひざをくっつけてそのままキープしてみてください!
「内転筋」の筋力が低下していると、少し内ももが辛くなると思います。
また、内転筋は外転筋(外側の筋肉)と協力して、骨盤を支える働きがあります。
内転筋の力が低下していると、骨盤が歪み正しい姿勢を保つことができなくなります。
高いヒールを履く方や脚を組む癖のある方も同様に、骨盤が歪む原因となってしまうのです。
人は自然と、外側の筋肉が使いやすくなってしまいます。
そして、体を支えるために大切な骨盤・股関節を筋力低下によって、綺麗に支えられなくなりO脚になってしまうと考えられています。
このパターンのO脚の方は、もちろん筋力は低下してしまいますが、靭帯や関節が柔らかいことが多いです。
まずは、必要な筋力をつけること。
正しいひざの位置や使い方を体に覚えこませることで、改善することができます!
ガニ股、姿勢の悪さによるO脚
ガニ股で歩く癖がついているのは男性に多いと言われています。
脚を外に向けて歩くことで、太ももとふくらはぎの外側の筋肉をよく使ってしまうことになります。
先にご紹介した筋力不足によるO脚と似ている感じはありますが、こちらの場合は、ひざの関節やインナーマッスルと言われる奥の筋肉、靭帯等が固くなってしまっているのが原因です。
改善するには、特に時間がかかるとされています。
まずは、ひざの周りや股関節に関係する筋肉を動かし、脚の関節を柔らかく保つことが大切になります。
参考文献:【パターン別】O脚の原因と改善で得られるメリット|コラム|O脚特集ページ|銀座 マッサージTotal Body Care 銀座整体院∥お悩み解決します
O脚を改善させるオススメの立ち方!そもそもO脚の何が悪いの?
O脚になりやすいダメな生活習慣は?
O脚の多くは日頃の生活習慣が原因とも言われています。
何気ない行動がO脚を招いてしまっている可能性もありますので、原因と考えられている習慣5つを順番に見ていきましょう!
猫背は歪みの元!
猫背は背中が丸まった状態のこと。
猫背は元々の背中のS字カーブとは全く反対の姿勢になるので、腰や肩に負担がかかり、骨盤の歪みの元になってしまうのです。
骨盤が歪んでしまうと足にも歪みが現れ、結果的にO脚を引き起こすことに…。
まずは、自分が猫背になっていないか姿勢を確認してみましょう!
猫背の癖を直すには常に姿勢を意識することです!
背筋や腹筋運動でインナーマッスルを強化し、正しい姿勢を維持できるベースを作ってあげることが大事です。
間違った歩き方がO脚の元!
姿勢の次に気をつけたいのが、普段の歩き方です。
歩き方は常に意識しないからこそ矯正するのが厄介と言われています。
正しい歩き方を身につけるまでは、常に歩き方を意識するようにしましょう。
ちなみに、間違った歩き方とは、太ももを使って歩こうとする歩き方です。
太ももだけで歩こうとすると太ももの筋肉が酷使され、歩くたびに筋肉が硬くなってしまいます。
筋肉が硬くなるとO脚になる要因を作ってしまうのです。
歩く際は、みぞおちを左右に動かすように意識することが大切です!
モデルさんのような歩き方が理想的とされています。
足を組むのは歪みの元!
皆さんは普段イスに腰かける時、どのように座っていますか?
普段から足を組んで座っているという方は要注意です!
中には無意識のうちに足を組んでしまっている方も多いはずです。
人は、バランスをとるために安定を得ようとします。
右左のどちらかに重心が傾いてしまうと安定を得るために足を組んでしまうのです。
足を組むという行為は歪みを引き起こし、O脚の原因になりますので、普段から足を組まないように意識することがポイントです!
まずは、無意識に足を組まないためにも、ストレッチなどで、体のバランスを整えてあげるとGOODです!
普段の靴にヒールはNG!
ヒールが高い靴は足がスッキリ見えておしゃれですが、ヒールの高い靴ばかりを選んでしまうとO脚の原因になりかねません。
ハイヒールはつま先が低く、かかとが高く設計されています。
ハイヒールを履いて歩くということは、つま先立ちで歩くのと同じこと。
つま先立ちの状態が続くと腰に負担がかかり、脚が歪み、O脚の原因になります。
O脚でお悩みの場合は、なるべくハイヒールを控えた方がBEST!
どうしてもおしゃれをしたい日は、週に1日だけなど履く日を決めておくと良いですよ!
運動不足もO脚の元!
筋肉を酷使するのもO脚の元ですが、運動不足もまたO脚の元です。
特に、足の内側にある内転筋が衰えてしまうと、足を内側に閉じる力がなくなり足がだらしなく開き、O脚になってしまいます。
そのため、適度な運動もO脚改善の第一歩です!
難しい場合は、ストレッチなどから始めてもOK!
O脚は普段の何気ない行動がキッカケの場合もあります。
まずは、一度自分の生活習慣を見直してみましょう!
O脚に繋がる癖が分かったら、O脚矯正などを行う前に癖を直すことが先決です!
参考文献:そのクセが問題かも?O脚の原因となる習慣5つー髪のお悩みやケア方法の解決ならコラム|EPARKビューティー(イーパークビューティー)
O脚を改善させるメリットとデメリット
メリット
脚のラインが真っ直ぐに見える!
O脚を改善すれば、脚の見た目のラインが真っ直ぐになり「美脚」になれます!
女性の場合は、周りの人から「脚が綺麗!」「脚が長い!」「スタイルが良い!」
など、羨ましがられること間違いなしでしょう!
また、男性の場合でも、半ズボンを履いた時にガニ股に見えなくなり、立ち姿も綺麗に見えるでしょう!
姿勢まで良くなる!
例えば、整体などでO脚矯正をする時に、体全体の歪みを調整するので、正しい姿勢になり、普段から姿勢そのものが良くなります。
その結果、立っている姿全体がスリムでスラっとした印象を与えてくれます。
男性の場合は、体の歪みがとれて胸を張っている状態に見えます。
背が高くスタイルが良い以上に、自信のある印象を与えられるはずです!
ファッションが自由に楽しめる!
美脚になったらもちろん、今まで尻込みしていたお洋服にもチャレンジできます!
脚を隠そうという発想がなくなるので、ファッションを自由に自分の好きなように楽しむことができるでしょう!
O脚だった時にはバランスが取れなくて、上手に歩けなかったハイヒールだって思いのまま!
男性は、短足に見えていたO脚から解放されることで、堂々としていられます!
腰痛、膝痛、足首痛が消える!
O脚の人は、内股姿勢が続いているため、膝の内側に負担がかかりやすい状態です。
腰痛、膝痛、足首痛の悩みがある人も多いようです。
整体のO脚矯正では、体全体の歪みを調整し、正しい姿勢に矯正していくため、筋肉の使い方のアンバランスがなくなり、体のあちこちの痛みが消えていくのです。
冷え性、むくみの改善!
意外かもしれませんが、冷え性やむくみはO脚と関係があると言われています。
O脚の人は股関節が内側に向いていることが多いです。
脚の付け根が常に圧迫されている状態で、下半身の血流に関係する太い血管があります。
O脚の人はこの血管が圧迫されやすいため、下半身の血流が悪く、足腰の冷えやむくみの原因になっているのです。
デメリット
O脚を改善させた後のデメリットは基本的にはありません!
O脚矯正をしなかったからといって不幸になるわけでもないので、そのままでも問題はありません。
しかし、O脚の原因となっている内股、股関節をそのまま放っておくと、年をとってから膝痛に悩まされる可能性があると言われています。
これが「変形性膝関節症」という病気で、こちらは後天的な「なおらないO脚」になるということです。
はじめは、ひざが痛い、次第に階段の上り下りができない、走れないなどの日常生活の支障が生じ、最悪の場合は歩けなくなることも…。
その場合は、手術が必要になります。
予防としては、太ももの筋肉をつける、正座をしない、太らないなど、やはり生活習慣から改善していくしかないようです。
なおるO脚であるうちから整体などで姿勢と生活習慣、体の癖を改善しておくことが最も効果のある予防法なのかもしれません。
参考文献:整体でO脚矯正したら人生変わる?O脚矯正5大メリットと厳選整体3選
O脚を放置していると大変なことに?
O脚をそのままにしていると、先ほども書きましたが、「変形性膝関節症」を発症するリスクが高くなってしまいます。
ひざ関節は脛骨(けいこつ)と太ももの骨(大腿骨:だいたいこつ)で構成され、いわゆるひざのお皿である膝蓋骨(しつがいこつ)で覆われています。
脛骨と大腿骨との間には軟骨があり、骨と骨とが直接ぶつかるのを妨げていますが、O脚を放置することで、脛骨と大腿骨の内側の隙間が減ってしまうのです。
その結果、ひざ関節の内側に痛みを生じたり、歩行障害を起こしたりします。
また、ひざに「水がたまる」のも、変形性膝関節症の典型的な特徴です。
さらに、美容という観点からしても、O脚を放置するとデメリットが多くなります。
なぜなら、O脚にともなって骨盤が後傾してくると、お尻が垂れて大きく見えてしまうからです。
また、ひざが湾曲することによって、脚全体のシルエットが不格好になるだけではなく、脚が短く見えてしまうことにもつながります。
参考文献:【放置すると危険!】「O脚」の原因と症状をチェックしよう | ぷらす鍼灸整骨院グループ
まとめ
昔からの歩き方、座り方、姿勢の悪さなどをある日突然改善してください!と言われても難しい話ですよね。
とはいえ、O脚に悩む方にとって姿勢の改善はとても重要なこと!
O脚につながる癖がある方は1日も早い見直しが大切です。
それと同様に生活習慣に問題がある方も、一度自分の生活を見直し改善に向けた意識付けが大事となってきます。
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