生活習慣病と運動不足の関係!運動をしないといけない理由は?

健康維持のためには体を動かすことがとても大切です。

運動不足によって、病気になったり、ストレスが溜まることもあります。

その結果、気付いた時には生活習慣病になっていた…ということも。

一見、運動と生活習慣病にどんな関係があるの?と思う方も少なくないはずです。

運動には、社会的・精神的・身体的にも良いとされる理由があるので、今日はこの2つの関係性について見ていきたいと思います。

それでは、早速見ていきましょう!



目次

生活習慣病と運動不足の関係について!

生活習慣病と運動不足の関係について、どんな関係があるのでしょうか?

運動とは「からだを動かすこと」で、最近では日常生活での活動(生活活動)とスポーツなどの運動を合わせて身体活動と呼ばれています。

そもそも私たち人間はみんな動物であり、他の動物と同じように「動く仕組み」がからだの中に備わっています。

しかしながら、現代は便利な世の中になるにつれて運動する機会が激減しました。

多くの人が運動不足を感じており、運動した方が良いことは理解していても様々な理由(暑い・寒い・忙しいなど)により習慣化が難しいのが現状です。

そんな中で気になるのが生活習慣病と運動不足の関係です。

運動不足になると、多くの生活習慣病を引き起こしてしまいます。

特に、心筋梗塞や狭心症に代表される虚血性心疾患や脳梗塞など、動脈硬化がもとになる病気と強い関連があると言われています。

これは、動脈硬化の原因となる脂質異常症・高血圧・糖尿病などが運動不足と深い関わりがあるからです。

参考文献:身体活動|生活習慣編|気になる病気・健康のこと|大阪がん循環器病予防センター

参考文献:運動の重要性とその効果|健康のつくりかた|タニタ

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運動をしないといけない理由は?

運動は健康にも身体にも良いことはなんとなく分かりますが、なぜ運動をしないといけないのでしょうか?

その理由についてここでは見ていきたいと思います。

まず、1つ目として「生活習慣病の予防」があります。

食べ物から摂取したエネルギーと運動により消費したエネルギーがバランスよく保たれていることが健康に良い状態といえます。

しかし、食べる量は変わらず、運動を行わないと摂取エネルギーが消費エネルギーを上回り、使われなかったエネルギーは脂肪として蓄えられます。

この状態が何度も繰り返されると、脂肪が必要以上に蓄積し肥満となるのです。

そして、肥満が原因となって糖尿病・高血圧・脂質異常症といった生活習慣病になるリスクが高くなってしまうのです。

そして、もう1つ目が「筋力やからだ機能の維持」です。

誰でも一度は体調を崩し寝込んでいた後は、疲れやすかったり、体力や筋力、持久力などが衰えていると感じたことがあると思います。

私たち人間は持っている機能を使わないと驚くようなスピードでその機能は低下していってしまうのです。

たとえば、「歩く」という動作を例に見てみましょう。

普段何げなく無意識に行っている動作ですが、歩く時には大腿四頭筋、大腿二頭筋、前脛骨筋、下腿三頭筋といった多くの脚の筋肉を使って、1歩、また1歩と歩きます。

さらに、お尻や腰、背中、腕の筋肉、全身の筋肉を使ってはじめて「歩く」ことが可能になるのです。

また、重心を移動させて前に進むためには、バランス能力、長い時間動くことができる心肺機能も必要となるのです。

これらの動作をしなくなったら、多くの筋肉が減少し、さらにバランス能力、心肺機能までもが低下してしまいます。

このようなことにならないためにも毎日の運動が必要不可欠なのです!

歩くことで必要な筋肉・機能が維持されます。

また、筋肉量や成長期に増え、その後加齢とともに減少していきます。

しかし、筋肉は骨とは違い、いくつになってもトレーニングを行えばその分増やすことができる組織と言われています。

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運動の効果はどのくらいあるの?

様々な生活習慣病を予防するためにも運動は重要です。

そこで、運動自体にはどのような効果が期待できるのでしょうか?

からだ的な効果

運動の効果はからだの機能面によく表れますが、疾病に対しても効果があります。

・健康的な体型の維持
・体力、筋力の維持および向上
・肥満、高血圧や糖尿病などの生活習慣病やメタボリックシンドロームの予防
・加齢に伴う生活機能低下(ロコモティブシンドローム)の予防
・心肺機能の向上により疲れにくくなる
・腰やひざの痛みの軽減
・血行促進により肩こり、冷え性の改善
・抵抗力を高める(風邪予防など)

精神的な効果

思い切り走ったあとに爽快感や達成感など、とても良い気分になった経験がある人も少なくないはずです。

このように運動をすると精神面にも様々な良い影響を及ぼします。

・認知症の低減
・不定愁訴の低減
・気分転換やストレス解消

人によって運動をする理由は様々あると思いますが、その目的以外にも身体や精神面で良い影響を与えてくれるものが多いので、ぜひ皆さんも運動をする時間を作ってみてはいかがでしょうか?

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どのくらい運動をしたらいいの?

皆さんは現在どのくらい運動をしていますか?

人によって運動量も様々で、個人差があります。

日常生活の中で今よりも1000歩多く歩くことがオススメです!

というのも、「今より10分多く体を動かしましょう!」という指針が厚生労働省より出されているのです!

10分多く動くこと=歩数にすると約1000歩多く歩くことになります。

その他にも、普段はエレベーターを使っている場合は階段を使ってみる、少しの距離は自転車ではなく歩くようにすると、より歩数が多くなります。

歩行以外にも電車内では立つ、買い物ではカートではなくかごを持つ、たったこれだけの行動を少し見直すだけでも10分多く動くことに繋がるのです。

また、息がはずむような運動を30分以上、週2回行うことも提唱されています。

ウォーキングやランニング、サッカー、野球、テニスなど、どんな運動でもOK!

自分が楽しく継続できる運動を見つけて、習慣化していくことが大事なポイントです!

参考文献:アクティブガイド | e-ヘルスネット(厚生労働省)

生活習慣病とは?主な原因について

生活習慣病とは、その名と通り、生活習慣が原因で起こる病気の総称です。

もともとは「成人病」と呼ばれていましたが、食生活や睡眠、運動といった生活習慣が影響して発症することが分かっています。

また、成人だけがかかる病気ではないことから「生活習慣病」と改称されています。

その中でも代表的な病気をいくつかご紹介します。

・がん
・心疾患
・脳血管疾患
・高血圧
・糖尿病
・脂質異常症
・肝臓疾患
・腎臓疾患
・慢性閉塞性肺疾患
・貧血

その他にも痛風や骨粗鬆症なども生活習慣病に含まれています。

生活習慣病の中には、病気と診断されても、すぐに命にかかわるものばかりではありませんが、自覚しづらいため知らないうちに悪化しやすいものがほとんどです。

放っておくとさらに悪化し続けてしまい、気付いた時には手遅れだった…

ということも十分に考えられますので、自分の体調の変化には常に意識しましょう。

では、これらの生活習慣病の主な原因とは一体何なのでしょうか?

・偏った食事
・喫煙と飲酒
・運動不足
・睡眠不足
・ストレス

などが主な原因と言われています。

特に生活習慣病に大きく影響しているは「食生活の乱れ」です。

加工品やインスタント食品、レトルト食品が多い場合も、栄養バランスが崩れ、健康な体を維持しづらくなってしまいますので要注意です!

さらに、たばこやアルコールも量には特に気を付けましょう!

たばこの煙には、多くの有害物質が含まれていることから、循環器系に影響するのはもちろん、自律神経の乱れも招く結果になってしまいます。

また、アルコールの1回あたりの摂取量が多いと血圧の上昇や高血糖を起こしたり、さらには脳出血などのリスクも高まります。

病気にならないためにも、現在の自分自身の生活を今一度見直しておきましょう!

参考文献:【生活習慣病の原因とその予防方法】ライフスタイルの見直しで健康に | 治験ボランティア・臨床試験モニター募集ならJCVN-医学ボランティア会-



まとめ

私たちが暮らすここ日本の死亡率の約6割が生活習慣病によるものとされています。

最近少し食事が偏ってしまっている…

忙しさのあまり運動が全然できていない…

ストレスのせいでたばこやお酒の量が増えた…

そんな方は特に注意が必要かもしれません!

現段階で病気の兆候がなかったとしても、体の異常にはなかなか気づけないもの。

今ある自分のライフスタイルを見直し、日々の生活を改善していきましょう!

宮原恭樹のプロフィール

宮原恭樹(Koyju Miyahara)

大阪府出身 1994年生まれ

・日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)
・日本トレーニング指導者協会認定トレーニング指導者(JATI-ATI)
・赤十字救急法救急員
・トリガーポイントマスタートレーナー

【 コメント 】

初めてパーソナルジムへ行く時は、どんなトレーナーが指導をしているのか不安になりますよね。

私の1番のこだわりは、カウンセリングを行いながらお客様の緊張をほどいて、ストレスなく楽しんでトレーニングを受けていただくことを常に心がけていることです。

なりたい女性像や今抱えているお悩みなど、カウンセリングの時間をしっかり取ってたくさん会話をさせていただくので、不安を解消して今必要なトレーニングをご提案することができます!

まずはカウンセリングだけでもいいので、どんな小さな悩みでもお気軽にお話ください!

※HPプロフィールより引用

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