中学生にもなると、勉強や部活動も本格化する一方で、休日はゲームをして過ごすお子さんも多いことでしょう。
そんな時にふと気になるのが「姿勢」。
姿勢改善に効果的な方法があったら気になりますよね!
まだ子供だから…と油断していると大間違い!
今のうちから正しい姿勢を心がけることがとても大切です。
また、姿勢が悪くなる原因や姿勢が悪いままだとどうなるのかについても、あわせて見ていきますので最後までチェックしてみてくださいね!
中学生の子供におすすめの姿勢改善に効果的な方法!
子供の姿勢に関する教育は「姿勢教育」と呼ばれています。
子供の身体は発達の途中で、骨格形成に大きな影響を及ぼすため、姿勢教育は子供が小さいうちから始めると良いと言われています。
ここでは、子供の姿勢をよくする方法と流れについてご紹介していきます。
ぜひ、皆さんも参考にされてみてはいかがでしょうか?
姿勢を正す重要性・メリットを伝える
子供の姿勢をよくするためには、子供本人が姿勢について意識する必要があります。
姿勢を正す重要性・メリットを親が把握し、子供に分かりやすく伝えることがポイントです。
姿勢を正すメリットについては以下の3つです。
勉強編
姿勢が良いと脳が疲れにくくなり、集中力が増します。
スムーズに思考が働いて記憶力もアップするため、勉強がはかどるでしょう。
子供には姿勢を良くすることで「勉強が得意になる!」など、ポジティブな内容を伝えることがオススメです!
スポーツ編
正しい姿勢を維持すると目線が水平に保たれるため、ものがよく見えて判断力がアップします。
判断力が増すと適切なタイミングで身体を動かすことができ、運動神経が良くなるでしょう!
「ドッジボールが強くなる!」など、子供が実際に行っているスポーツを引き合いに出すと、関心を引きやすくなります。
食事編
正しい姿勢で食事をすると、内臓はスムーズに動き消化吸収がよくなったり、歯並びがよくなったりします。
「身長が伸びやすくなる!」「歯並びがよくなって笑顔が素敵になる!」など、姿勢を正したくなる理由を添えて伝えるとGOOD!
正しい姿勢の手本を親が見せる
子供に正しい姿勢を教えるためには、親が手本を見せましょう。
正しい姿勢の手本を見せるときは、下記の3点を意識しましょう。
・肘・膝・腰の角度が90度になるように座る。
・足の裏全体を床につける。
・あごを引いて、背もたれには寄りかからないようにする。
手本を見せたら、今度は子供に座ってもらい、座り姿勢を横からチェックしましょう。
その際、椅子や机の高さが合っているかも確認しましょう。
かかとが床についていないときは、足台を使用して高さを調節してください。
姿勢がよくなる方法を実践する
正しい姿勢が分かったら、姿勢がよくなる方法を実践しましょう!
姿勢がよくなる方法の主な例は以下の3つです。
姿勢を補助する道具を使う
骨盤を支えるクッションや、背中が伸びる椅子などを使用すると、座るときに正しい姿勢を楽に保つことが可能です。
また、姿勢矯正ベルトを使用すれば猫背を防ぐことができます。
体幹を鍛える
体幹を鍛えたい場合は、バランスボールで転がらないように座るトレーニングをすると良いでしょう!
ボールにうまく座るためにはインナーマッスルを鍛える必要があり、トレーニングを続けると正しい姿勢を維持する筋力がつきます。
腹式呼吸をする
腹式呼吸をすると、自然と正しい姿勢をキープできるようになります。
鼻から深く息を吸い、ゆっくりと時間をかけて口から吐くことを意識しましょう。
参考文献:子どもの姿勢が悪くなる4つの原因とは?姿勢をよくする方法も! | 受験のことならお受験ナビ
姿勢が悪くなる原因は?
姿勢が悪いと言われている代表的なものが「猫背」「反り腰」「巻き肩」です。
皆さんはこれらの主な原因をご存知でしょうか?
ここでは、この3つの姿勢になる原因について詳しく見ていきたいと思います。
猫背
猫背になる原因は主に4つあります。
まず1つ目が「長時間同じ姿勢でいる」ことです。
スマホやパソコン作業をしているときに、寝たままや座りっぱなしなどずっと同じ姿勢でいることはありませんか?
同じ姿勢でいると、身体が歪みやすくなる原因になり、猫背だけではなく、腰痛といった他の症状も引き起こします。
デスクワークでの作業や、スマホをチェックしているときの姿勢を意識しましょう。
また、座っているときの姿勢の悪さも原因と言われています。
特にパソコン作業をしていると、画面に集中して前かがみの姿勢になりがちです。
これが習慣化するとストレートネックなどの原因にもつながります。
その他、座っているときの重心が片方に寄っていたりするのもNG!
そして、3つ目が胸式呼吸です。
デスクワークの多い現代人は胸式呼吸になっている傾向があります。
この呼吸法では横隔膜があまり動かないため、身体を支える横隔膜の筋肉の働きが悪くなり、体幹が弱くなり、身体の歪みにつながります。
胸式呼吸のかわりに、腹式呼吸を意識することで、姿勢の改善とともに体幹を鍛えることができます。
最後の4つ目は運動不足です。
筋肉の衰えは、身体を支える身体機能の低下につながり、さまざまな弊害を引き起こします。
身体機能の低下は、バランス感覚や重心のコントロールにも関係しているので、平衡感覚がつかみにくくなってしまうこともあります。
日頃から、ウォーキングやジョギング、ストレッチを行うと、筋肉を動かすことができるのでオススメです!
反り腰
反り腰の原因は「お腹周りの筋肉が落ちる」ことです。
いわゆる腹筋やその周辺、そしてインナーマッスルである腸腰筋の筋力低下です。
特に「体重増加してしまった人」などが該当すると言われています。
お腹に筋肉ではなくぜい肉がつくとその重みで、より腰の湾曲が強くなります。
体重増加の前には「歩数が減ってくる」「運動習慣が途絶える」などもあります。
歩行が減ると腸腰筋といって太ももを持ち上げる時に使う筋肉も減っていきます。
そうして反り腰が悪化していくという流れになるのです。
また、「お尻の筋肉が落ちる」ことも原因の1つです。
いわゆる臀筋と言われる歩行の時に使う筋肉です。
また股関節周辺の靭帯なども硬くなり骨盤の向きが前に倒れやすくなります。
それを支えるために反り腰が起こってしまうのです。
そして最後の原因は「背中の筋肉が過剰に働く」ことです。
これは腹筋や腸腰筋が保たれている人でも起こります。
具体的には「ハイヒール」です。
つま先立ちになるハイヒールは体の軸を前に傾けます。
すると骨盤も前に傾くのでそれを支えるために背中の筋肉が過剰に働き、結果反り腰を招いてしまうのです。
巻き肩
巻き肩を引き起こす原因の1つ目に「長時間のパソコン作業」があります。
デスクワークでの業務が多い方は、パソコンの画面をのぞき込むような姿勢で、肩が前に突き出してしまいがちです。
その状態が長時間続くと筋肉がこわばってしまい、元の姿勢に戻らなくなってしまい、巻き肩になる原因となります。
同じような原因で「長時間のスマホ操作」も当てはまります。
手元のスマートフォンを操作する姿勢は、パソコン作業と同じで肩が前に突き出してしまいがちです。
1日に何時間もスマートフォンを操作している方は、巻き肩の原因となってしまうため要注意です。
そして、意外なことに「横向きの寝方」も巻き肩の原因の1つです。
横向きに寝ると、上半身の体重が肩へ集中してしまいます。
肩の負担を減らそうとして、無意識に肩を前にスライドさせて眠ることになり、これが結果巻き肩の原因となってしまうのです。
参考文献:簡単にできる猫背改善の方法を専門家がご紹介!原因や注意点をチェック – 医療法人メディカルフロンティア
参考文献:反り腰の原因と治療法について | アンカークリニック船堀 | 船堀駅徒歩4分 夜間診療OK | 内科・整形外科・循環器内科
参考文献:肩こりの原因は「巻き肩」!?デスクでできる改善方法とは? | ジチタイワークス
姿勢が悪いままだとどうなる?
姿勢が悪いと、筋肉や内臓が、本来あるべき位置からずれてしまいます。
すると、その機能が低下したり、一部の筋肉が酷使されたりするのです。
偏って負荷がかかると、当然痛みが出てきてしまいます。
自分が”楽だ“と思っている姿勢でも、実は体には大きなストレスを与えている場合があります。
長期にわたりこのストレスを抱えていると、筋肉が凝り固まり、ケガをしやすくなったり、内臓の機能障害を起こしたりと、姿勢の悪さと病気の関連性が指摘されています。
また肩をすぼめるような姿勢だと、肺の膨らみが悪く、酸素を取り入れづらくなります。
特に脳は酸素の消費量が多いので、酸素不足の影響を受けやすく、注意力の散漫やイライラなどの精神状態にも影響してしまうのです。
参考文献:姿勢が悪いことで起こる悪影響は? | 笑顔120%【みなみ整骨院グループ】|福岡久留米の整骨院
まとめ
スマホやゲームなどで“画面を見る”ということが多い子供たち。
どうしても集中してしまうと無意識のうちに姿勢が前かがみになり、いわゆる「悪い姿勢」が身についてしまうことに…。
大人になってから改善するといっても、身についた姿勢を改善するのは大変なこと。
子供のうちから正しい姿勢を心がけ、習慣化させることが大切です。
姿勢が悪くなる原因を今一度把握し、正しい姿勢で過ごすことが重要でしょう。
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